かつてヴィッセル神戸やセレッソ大阪でプレーしたブラジル人DFダンクレー(30)は、サウジアラビアの名門アル・アハリを退団。6年半ぶりとなる母国復帰の可能性があるようだ。
ダンクレーは昨年6月、セレッソ大阪からアル・アハリへ完全移籍。移籍1年目の2020/21シーズンにリーグ戦ほぼ全試合でフル出場すると、2021/22シーズンもセンターバックの主力選手としてチームをけん引。ただ今年3月以降は負傷離脱もあり公式戦での出番がなかったほか、クラブも2部に降格していた。
またサウジアラビア紙『Al-Riyadia』は先月5日、アル・アハリが過去の選手獲得における移籍金の支払いで問題を巡り、サウジアラビアサッカー連盟から罰金処分を科せられたと報道。複数の主力選手の退団は避けられないとみられる中、先月29日にダンクレーの退団が正式決定。両者は来年6月まで残っていた契約を解除することで合意に達している。
そんなダンクレーの去就については、ブラジル2部クルゼイロの移籍情報を専門に扱うサムエル氏が2日に「アル・アハリに所属していた30歳のダンクレーには、クルゼイロからオファーが届いている。同選手はフリーとなっており、ヨーロッパや日本でプレーしていた」とツイート。母国クラブからによるオファーの存在を伝えている。
なおダンクレーは2016年1月にブラジル1部ボタフォゴFRからプリメイラリーガのエストリルへ移籍。フランスのRCランスやポルトガルのヴィトーリアFCでプレーした後、2019年から2年半にわたってヴィッセル神戸やセレッソ大阪に在籍していた。
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