サッカー日本代表は27日、EAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会で韓国代表と対戦。2度W杯の舞台でプレーした経験を持つ大久保嘉人氏が、横浜F・マリノス所属MF藤田譲瑠チマ(20)にまつわるエピソードを明かした。
藤田譲瑠チマは東京ヴェルディや徳島ヴォルティスをへて、今季から横浜F・マリノスでプレー。東京ヴェルディ在籍時の2020シーズンには大久保嘉人氏とともにプレーしている。
また昨年7月に東京五輪U24日本代表のトレーニングパートナーに選出されると、先月にはU21日本代表の一員としてAFC U-23アジアカップに出場。E-1選手権でA代表に初招集されており、初戦の香港戦につづき韓国戦でも先発出場している。
韓国戦のTV中継で解説を務めている大久保嘉人氏は、藤田譲瑠チマの印象を聞かれると「成長しましたね。若いですけど物怖じしない性格で、向上心がある」と評価している。
そして「(東京ヴェルディでチームメイトだった時、)彼は縦パスをつけることができなかったんですね。それで僕は『縦パスを出せ』とつねに要求していたんですよ」
「部屋で一緒にビデオを見ながら『この時に何を考えていたのか』、『この時に縦パスを入れてもいいよ』とか話しましたね。すると代表までいきましたから、これからもっと成長するんじゃないですかね」と、東京ヴェルディ時代に同じ部屋で過ごした時の出来事を回想している。
これに対して元日本代表監督の岡田武史氏が「大久保さんのおかげだな」と反応すると、大久保嘉人氏は「そういうことではないんですけど、嬉しいですね」とコメント。岡田武史氏が「これからも個人契約してアドバイスをしたらいい」とジョークを飛ばしている。
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