明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスは、元ブラジル代表FWジョー(35)の契約違反を巡る問題で、ブラジル1部コリンチャンスや同選手から賠償金を受け取ることが確定している。その中、コリンチャンスがジョーに対して賠償金の支払いを免除したようだ。26日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。
コリンチャンスは2020年4月、当時名古屋グランパスとの契約を残していたジョーと契約を締結。名古屋グランパスが契約不履行を理由に訴訟を起こしていた。、スポーツ仲裁裁判所(CAS)はジョーとコリンチャンスに対して賠償金260万ドル(約3億5000万円)を名古屋グランパスに支払うよう命じている。
またCASでの判決が出てから45日以内に賠償金の支払いが完了しない場合には、FIFAがコリンチャンスに対して補強禁止処分を科す可能性がある。一方で、ジョーとコリンチャンスの間における賠償金の配分割合については定められていない。
ジョーは今年3月に自身の誕生日を祝う目的で旅行した後にトレーニングを無断欠席。先月7日にはチームがリーグ戦に臨んでいる最中にサンパウロのバーで遊ぶと、翌日のトレーニングを無断欠席。クラブ幹部は選手サイドと議論を交わした末、2023年12月まで残っていた契約を解消している。
ただ『BOLA VIP』は「コリンチャンス幹部はジョーを前所属クラブ(名古屋グランパス)に関わるいかなる問題からも免責する」と報道。ジョーはコリンチャンス退団の際に、2023年12月まで18か月分の給料をはじめ総額1430万レアル(約3億8500万円)の受け取りを放棄したと伝えられており、その金額が名古屋グランパスへの支払いに充てられるようだ。
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