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FC東京下部組織出身のFW原大智(23)は先月、レンタル期間満了によりシント=トロイデンVV(STVV)を退団。スペイン2部デポルティーボ・アラベスに復帰しているが、ここにきてSTVV再加入の可能性が取りざたされているようだ。15日、ベルギーメディア『VOETBAL』が報じた。
原大智は昨年8月、アラベスからSTVVへレンタル移籍。シーズン前半戦は日本代表FW林大地(25)とポジション争いを繰り広げていたが、今年1月にFW鈴木優磨(26)が鹿島アントラーズへ復帰したこともありレギュラーに定着。2021/22シーズンのジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残していた。
そんな原大智については、STVV幹部が完全獲得に動いていることを明かしていたものの、先月7日にSTVV退団が決まっている。
またアラベスのセルヒオ・フェルナンデスSD(スポーツディレクター)は今月13日、スペインメディア『EL CORREO』のインタビューに対応。原大智やFWママドゥ・シラ(28)、FWミゲル・デ・ラ・フエンテ(22)の3選手について「我々のもとには3人の優秀なストライカーがいる。彼らの可能性と能力を全面的に信頼している」と、今季の構想に入っていることを明かしていた。
しかし『VOETBAL』は「ハラがSTVVに戻るか?」と見出しをうち、「ハラはSTVV残留を望んでいた。彼はデポルティーボ・アラベスとの契約を1年残しているが、(STVVは再獲得で)今ならアラベスと合意に達するかもしれない」と報じている。
またアラベスの選手やコーチングスタッフによる集合写真を記事に掲載すると「アラベスはハラを欠いて、今季開幕にむけての準備を始めた。集合写真に彼の姿はない」と指摘。アラベス幹部のコメントと異なり、原大智が構想外となっている可能性を主張している。
なおSTVVの立石敬之CEO(最高経営責任者)は新ユニフォーム発表会の際、今夏の移籍期間における日本人選手獲得に前向きな姿勢を見せている。現地メディアが柏レイソル所属FW細谷真大(20)や横浜FC所属FW小川航基(24)をSTVVの獲得候補にあげる中、原大智の去就にも注目が集まる。
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