フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧(23)や、ハノーファー所属の日本代表DF室屋成(28)など、今季も複数の日本人選手がドイツ2部リーグを戦う。その中ドイツ紙『ビルト』が、2022/23シーズンのドイツ2部優勝クラブを占った。
2021/22シーズンのドイツ2部リーグは、日本代表DF板倉滉(25)を擁したシャルケが優勝。2位のベルダー・ブレーメンとはわずか2ポイント差であり、自動昇格圏外の3位ハンブルガーSVとは5ポイント差と、終盤戦までし烈な優勝争いを繰り広げていた。
一方、ブンデスリーガでは日本代表DF遠藤航(29)やDF伊藤洋輝(23)を擁するVfBシュツットガルトが劇的な残留を果たす中、MF奥川雅也(26)所属のアルミニア・ビーレフェルトとSpVggグロイター・フュルトが2部へ降格している。
『ビルト』は「どのクラブが2022/23シーズンの2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)を制するのか?」という見出しをうち、ドイツ社『ティピコ』、英社『ベットウェイ』、ジブラルタル社『ビーウィン』と、6月30日時点での大手ブックメーカー3社のオッズを紹介している。
これによると、3社すべてがハンブルガーSVを1番人気に支持。『ティピコ』と『ベットウェイ』が5倍であるほか、『ビーウィン』では5.5倍となっている。
そして3社ともに、2021/22シーズンのリーグ戦を10位で終えたデュッセルドルフを2番人気に支持。『ビルト』はデュッセルドルフが優勝候補にあがる理由について「デュッセルドルフは2021/22シーズン、昇格争いに絡むことはなかったが、これはシーズン前半の弱さによってのみ説明できる。ダニエル・ティウネが監督に就任して以降、13試合で1度しか敗れていない。彼の仕事が来シーズンも実を結べば、フォルトゥナは間違いなく昇格争いに絡むだろう」と説明している。
またビーレフェルトについては、『ベットウェイ』が9倍で3番人気に支持しているほか、『ティピコ』と『ビーウィン』も10倍で有力候補に挙げている。さらに2021/22シーズンのリーグ戦で残留争いを強いられたハノーファーについても、3社ともに10倍程度をつけている。
なおドイツ2部リーグは、今月15日の開幕節・ハノーファー対FCカイザースラウテルンを皮切りにシーズンがスタート。2番人気のデュッセルドルフは16日、元日本代表FW伊藤達哉(25)所属のマクデブルクと対戦する。今季も混戦が予想されるドイツ2部リーグで、田中碧ら日本人選手がタイトルをつかむことはあるのだろうか。
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