明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)は、南米の複数クラブが関心を寄せているようだ。7日、ブラジルメディア『BOLA VIP』が伝えている。
ダミアンは昨季まで主力選手として活躍。J1リーグ優勝など複数のタイトル獲得に大きく貢献していたが、今季はここまでリーグ戦でわずか3得点。パフォーマンスに陰りが見られ、直近3試合つづけてベンチスタートとなっている。またブラジルメディア『Revista Colorada』は、川崎フロンターレとダミアンの契約期間が2023年末までと報じている。
そんなダミアンの去就については先日、川崎フロンターレがブラジル1部SCインテルナシオナルからの同選手の再獲得打診に対し、放出に応じない姿勢を見せたと伝えられている。またスペイン紙『アス』のアルゼンチン版は今月6日、アルゼンチン1部の名門ボカ・ジュニアーズによる選手サイドとの交渉入りを報じていた。
その中『BOLA VIP』は、ブラジル1部のボタフォゴFRもダミアンの獲得調査を行っているとのこと。ボタフォゴFRは今夏の移籍ウィンドウで前線の補強を優先課題とする中、すでにベルギー代表FWドリース・メルテンス(35)ら複数選手の獲得に失敗しているという。
また『BOLA VIP』はボカ・ジュニアーズの動きについて「今のところ(選手サイドとの)交渉は進展していない」と伝えているほか、「ダミアンは2023年まで川崎フロンターレとの契約を残しているが、彼は母国復帰を歓迎する」と選手サイドの意向にも言及。
川崎フロンターレがSCインテルナシオナルに対して同選手の放出を拒否したことに触れた上で「ボタフォゴFRは川崎フロンターレが納得するようなオファーを提示する必要がある」と見解を述べている。
なおダミアンの代理人は先月、同選手が欧州挑戦を視野に入れていることを明言。イタリアメディア『カルチョウェブ』のインタビューで「100%の力を発揮するためには、理想的な環境が必要だ。我々は適切なオファーを待っている」と語っている。
コメントランキング