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山上徹也容疑者の“元海上自衛隊員”報道に本田圭佑苦言「なぜメディアは…」

本田圭佑 写真:Getty Images

 サッカー元日本代表MF本田圭佑(35)が7日午後3時すぎに、自身のツイッターアカウントを更新。安倍晋三元内閣総理大臣・元自由民主党総裁(67)の襲撃事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)に関する報道に苦言を呈した。

 安倍晋三元首相は8日午前11時10分から、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅前で参議院選挙立候補者の街頭演説会に参加。演説を行っていたところ、午前11時30分ごろに背後から銃で2発撃たれて倒れると、心肺停止の状態に。奈良県橿原市内の奈良県立医科大学病院にヘリコプターで搬送されている。

 また奈良県警は事件発生直後、現場にいた山上徹也容疑者を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕。容疑者は警察の取り調べに対して、安倍元首相への不満があったという趣旨の供述をしているという。

 日本国内メディアは防衛省関係者の話として、山上徹也容疑者の職業を「元海上自衛隊隊員」と報道。ただ同時に、海上自衛隊に所属していた期間が2002年から2005年までであると伝えており、ツイッターでは「印象操作したいのか」、「かなり前のことだな」、「ミスリードだろ」と報道内容に対する不満の声が上がっている。

 その中、本田圭佑は「なぜメディアは元と強調したがるの? 今何やってるかを先に教えて」とツイート。山上徹也容疑者に関する言及と思われる内容に、SNSユーザーからは「仰る通り」、「たしかに」と本田圭佑の意見に賛同するコメントが寄せられている。

 なお本田圭佑は、事件発生のから約1時間半後の午後1時すぎにも「日本も物騒な世の中になってきたな。この悲劇は色んなことに大きな影響を与えることになる」とツイートしている。