パリ・サンジェルマン(PSG)所属のブラジル代表FWネイマール(30)が、今夏退団を検討しているようだ。PSGが移籍先を探していると、ヨーロッパ各メディアが伝えている。
ネイマールはバルセロナ在籍時の2014/15シーズンに、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の3冠を獲得。個人でも当時の得点王に輝いた。その後、2017年8月に欧州サッカー史上最高額の2億2200万ユーロ(約289億円)でバルセロナからPSGへ完全移籍。PSGでは4度のリーグ・アン優勝を果たした一方、CLでの最高成績は2019/20シーズンの準優勝と、在籍5シーズンでいまだにタイトルを獲得していない。
その中、PSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長が先日、フランス紙『ル・パリジェン』の取材に対応。ネイマールの去就について明確な回答は拒否したが「私が言えることは、すべてのプレーヤーに昨シーズンよりも多くの事を期待しているということだ。すべて100%でなければならない。明らかに私たちは先に行くための力が十分ではなかった」
「2022/23シーズンの目標は明確で、毎日200%(のエネルギーで)働くことだ。 選手が全力で戦えば、我々は結果を見るだろう。 選手は謙虚さを取り戻し、怪我や出場停止、試合を変えるファウルを避けるために変わらなければならない」と発言したとされている。
するとネイマールは、自分自身が発言の標的になっていると感じ、PSG退団を検討し始めた模様。同選手の獲得に莫大な資金が必要と考えられる中、フランスメディア『RMCスポーツ』は移籍先候補としてマンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、バルセロナなどを列挙。その上で、選手本人がプレミアリーグに難色を示していると伝えた。
またスペイン紙『アス』は、ネイマールの代理人がユベントスと交渉していると報道。ただ、PSGで受け取っている現在の年俸を支払う余裕がユベントスにはないと主張している。
くわえてネイマールとPSGの契約期間は2025年6月までであるほか、今年7月1日に過ぎると自動的に2年間延長されるとのこと。長期契約を結んでいることもあり、最終的にはPSGが費用の負担を肩代わりしてでも移籍先を探すとの見方もある。
なお、PSGは7月に「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2022」を開催。明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレ、浦和レッズ、ガンバ大阪と対戦するが、ここにきてネイマールが来日しない可能性が浮上している。
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