かつて柏レイソルでプレーしていた日本代表GK中村航輔(27)は、今夏ポルティモネンセ退団が噂されていたが、残留に向かっているようだ。24日、ポルトガルメディア『Sapo Desporto』が伝えている。
中村航輔はブラジル人GKサムエル(27)のバックアッパー1番手をイラン代表GKパヤム・ニアズマンド(27)と争っていたが、今季の公式戦でわずか3試合の出場にとどまっていた。
それでも先月14日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)最終節・マリティモ戦でおよそ3カ月半ぶりに先発出場すると、好セーブを連発。無失点での勝利に大きく貢献し、ポルトガルメディア『Goal Point』から「ナカムラはパウロ・セルジオ監督から与えられたチャンスをものにした。今シーズン最終戦で2022/23シーズンのオプションになる可能性があることを証明した」と評価されていた。
中村航輔とニアズマンドの去就についてはポルトガル紙『O JOGO』が今月7日、「彼らに他のクラブも関連付けられている」と見解を披露。FIFAワールドカップ・カタール大会出場を目指すためにも、より多くの出場機会を求めて移籍する可能性にふれていた。
またイラン『タスニム通信』は先月末、ニアズマンドがイラン1部の強豪ペルセポリスFC加入で個人合意に達したと伝えていた。
その中『Sapo Desporto』は、ポルティモネンセが23日から2022/23シーズン開幕にむけての始動したことにふれた上で、新シーズンの暫定メンバーを紹介している。
この暫定メンバーには、出場機会に恵まれなかった中村航輔やニアズマンド、そしてセリエA複数クラブからの関心が伝えられているブラジル人GKサムエル(27)全員が名を連ねているほか、元浦和レッズのMFエヴェルトン(26)やFWファブリシオ(32)も23日時点では残留想定となっている。
一方で『Sapo Desporto』は、元日本代表MF中島翔哉(27)が去就不透明であると報道。同選手はポルティモネンセでのレンタル期間が今月末で終わる中、SCブラガへの移籍が噂されている。
また、今季トップチームでの出場機会がなかった川崎修平については、2021/22シーズン限りでの退団と予想。川崎修平は昨年8月にガンバ大阪からポルティモネンセへ完全移籍。ポルティモネンセと2026年6月までの5年契約を結んでいたが、構想外となったようだ。
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