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U21日本代表に追い風?ウズベキスタンに準決勝無観客開催の制裁か

日本代表の選手たち 写真:Getty Images

 U21日本代表は12日、AFC U23アジアカップ準々決勝・韓国戦で3-0と勝利。準決勝では開催国のウズベキスタン代表と対戦することが決まっているが、無観客試合になるようだ。12日、ロシアメディア『Championat』が伝えている。

 U21日本代表はグループステージでUAE、サウジアラビア、タジキスタンと対戦し、2勝1敗で終了。グループB・2位でベスト8入りを決めていた。そしてU23韓国代表との一戦では、22分に清水エスパルス所属FW鈴木唯人(20)がフリーキックからゴールネットを揺らして先制に成功。U23韓国代表に押し込まれる時間帯もあったが、65分に柏レイソル所属FW細谷真大(20)が追加点を奪うと、80分には鈴木唯人が再びゴールを決めて勝負あり。U23韓国代表の反撃を振り切り、準決勝進出を果たしている。

 その準決勝ではU23ウズベキスタン代表との対戦が決定。開催国ということもあり、完全アウェイの雰囲気が予想されていたが、『Championat』は「ウズベキスタン対日本では無観客」と報じている。

 これによると、U23ウズベキスタン代表は準々決勝・イラク戦でPK戦の末に勝利。ただウズベキスタン代表サポーターが主審の判定への不満を爆発させ、相次いでピッチへ物を投げ込んでいたという。また、このサポーターの暴徒化により、ピッチサイドにいたカメラマンが負傷。『Championat』の記事では、負傷したカメラマンの担架で運ばれるシーンが掲載されている。

 これを受けて、アジアサッカー連盟(AFC)はウズベキスタン側に対して罰金等の処分を科すとのこと。くわえて、今月15日の準決勝・U21日本代表戦を無観客で行う可能性が高いようだ。無観客開催となればU23ウズベキスタン代表がホームアドバンテージを失う一方、U21日本代表にとっては決勝進出への追い風となりそうだ。