シント=トロイデンVV(STVV)は7日、FC東京下部組織出身のFW原大智(23)がレンタル期間満了により退団すると公式発表した。その原大智は来季、レンタル元のデポルティーボ・アラベスでプレーする可能性が高いようだ。8日、スペインのラジオ局『カデナ・セル』が伝えている。
原大智は昨年8月にアラベスからSTVVへレンタル移籍。シーズン前半戦はU24日本代表FW林大地(25)とポジション争いを繰り広げていたが、FW鈴木優磨(26)退団後のシーズン後半戦には主力選手として活躍。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残すと、ベルギーでのシーズン終了後にはアラベスのトレーニングに参加していた。
STVVは原大智のパフォーマンスを高く評価。クラブ幹部は先月末、ベルギー国内メディアのインタビューに応じた際、同選手の完全獲得へ動いていることを明かしていたが、今月7日になって退団を公式発表している。
一方、スペインメディア『EL CORREO』も「ハラはベルギーへのレンタル中にゴールで応えた。しかし、アラベスへの復帰は保証されていない」と言及。来季もアラベス以外のクラブでプレーする可能性があると主張していた。
しかし『カデナ・セル』の報道によると、アラベスは他クラブへレンタル移籍していた7選手のうち、原大智とFWママドゥ・シラ(28)を来季の構想に含めているとのこと。残りの5選手に関しては、プレシーズントレーニングでのパフォーマンスを見極めた上で去就判断を行うようだ。
アラベスは今季のラ・リーガで最下位に終わり、2部降格が決まっている。ベルギーで好成績を残したものの、原大智のステップアップ移籍はお預けとなるかもしれない。
コメントランキング