明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、ブラジル2部のヴァスコ・ダ・ガマを率いていたゼ・リカルド監督の招へいが確実とみられているが、両者の契約内容についても報じられている。
清水エスパルスは今季序盤から勝ちきれない試合が続くと、5月21日のJ1リーグ第14節・名古屋グランパス戦からリーグ戦3連敗。ここまでわずか2勝で16位に低迷している現状を受けて、クラブは先月30日に平岡宏章監督の解任を発表。篠田善之ヘッドコーチが暫定的に指揮を執り、トップチーム体制は決まり次第発表することを明らかにしていた。
その清水エスパルスの新監督候補には、日本国内の一部メディアから元サンフレッチェ広島監督である城福浩氏の名前が挙がっていた。しかしブラジルメディア『グローボ』は、ゼ・リカルド氏が清水エスパルスからのオファーを受け入れたと報道。
すると、ヴァスコ・ダ・ガマも今月5日にゼ・リカルド監督やクレーベル・ドス・サントスアシスタントコーチ、ファビオ・エイラスフィジカルコーチの退団を公式発表している。
その中、ブラジル紙『O DIA』のジャーナリストが伝えたところによると、清水エスパルスはゼ・リカルド監督のほかにクレーベル・ドス・サントス氏やファビオ・エイラス氏も迎え入れるとのこと。今月9日までに来日するとみられる。
また、清水エスパルスとゼ・リカルド監督の契約期間は2023シーズン終了後までであり、契約延長オプションも盛り込まれているようだ。
なお、現在51歳のゼ・リカルド氏は、ブラジル1部のボタフォゴFRやフォルタレーザEC、カタール1部のカタールSCなど複数クラブを指揮。今年1月にヴァスコ・ダ・ガマの監督に就任すると、カンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ州選手権)でベスト4入り。ブラジル2部リーグでは第10節終了時点で4勝6分、首位クルゼイロから7ポイント差の4位につけていた。
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