
かつて東京ヴェルディや川崎フロンターレ、セリエAのカターニャなどでプレーしていた元日本代表FW森本貴幸(34)は、約10カ月の無所属期間をへて台湾のクラブに加入した。
森本貴幸は東京ヴェルディ下部組織在籍時の2004年にデビュー。カターニャやノヴァーラ在籍時にセリエAで6シーズン以上プレーした実績を持っている。そしてカターニャ退団後はUAEアラブ首長国連邦のアル・ナスルやジェフユナイテッド市原・千葉、川崎フロンターレ、アビスパ福岡に在籍。2020年9月に再び海外に新天地を求めると、ギリギリ3部のAEPコザニやパラグアイ1部のスポルティボ・ルケーニョでプレーしていた。
ただ、昨年7月にスポルティボ・ルケーニョを退団して以降は無所属状態に。昨年11月にはイタリア4部のアチレアーレ加入が噂されたが、クラブ公式サイトに同選手の名前が掲載されていないことから、イタリアメディア『SPORTPRESS』は「モリモトは謎めいている」と伝えていた。
さらに今月中旬にはイギリスメディア『iNEWS』が「現在34歳のモリモトはおよそ1年間無所属であり、正式に引退することなく選手生活を完全に終えている」と現役引退の可能性を報じていた。
その中、台湾社会人甲級サッカーリーグ所属の台中FUTUROが27日、森本貴幸の獲得を発表。クラブ公式インスタグラムアカウントにタオルマフラーを掲げる同選手の姿が掲載されている。また、森本貴幸は台中FUTUROへの加入について「台中FUTUROでまた新たなチャレンジが出来る事に心から感謝します。チームの勝利に貢献出来る様全力で自分のプレーを出していきます。また台湾の文化にも触れて経験していきたいと思ってます。応援よろしくお願いします」とコメントを残している。
なお、台中FUTUROのトップチームは2018年に設立し、2019年から台湾社会人甲級サッカーリーグに参戦。日本から中華民国に帰化した小森由貴氏がチーム運営に携わっている。
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