PSVアイントホーフェン所属の日本代表MF堂安律(23)は、今季終了後のブンデスリーガ(ドイツ1部)復帰が噂されている。その中オランダ・アイントホーフェンの地元紙『アイントホーフェン・ダグブラッド』が22日、PSV所属選手の去就に関する特集記事を掲載している。
堂安律は2020年9月にエールディビジ(オランダ1部)のPSVから、ブンデスリーガ(ドイツ1部)のビーレフェルトへレンタル移籍。ビーレフェルトでレギュラーに定着して結果を残したが、2020/21シーズン終了後にPSVへ復帰していた。
そして昨年8月にはアイントラハト・フランクフルトやボルフスブルクなどブンデスリーガの複数クラブが堂安律に関心を寄せていると報じられていたが、PSVに残留。今季はし烈なポジション争いの中でここまでリーグ戦29試合中13試合に先発出場にとどまっているものの、6ゴール1アシストをマーク。欧州カップ戦では12試合中10試合の出場で1ゴール2アシストをあげている。
そんな堂安律の去就については、ボルシア・メンヒェングラートバッハが来季にむけての補強リストに同選手を含めたと、ドイツ紙『ビルト』が先月末に伝えていた。
『アイントホーフェン・ダグブラッド』は「PSVにとって“移籍市場の戦場”、大量流出の危機」という見出しをうち、「この夏、PSVはチーム作りをもう一度やり直さなければならないようだ。多くの選手が退団を望んでいる」と見解を披露。ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(29)やFWコーディ・ガクポ(22)をはじめ最大15選手の退団を予想している。
そして堂安律についてはFWマクシミリアーノ・ロメロ(23)やFWヨルベ・フェルテッセン(21)らとともに「確実に退団する選手ではない」と現段階では去就不透明という見方を示している。
なお、PSVはすでに今季限りでのロジャー・シュミット監督退任が正式決定。現役時代にPSVやマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードでプレーしていたルート・ファン・ニステルローイ氏が来季からチームを率いることになっている。今季のKNVBカップ(オランダ国内カップ戦)を制したPSVだが、今夏に移籍期間をへて大幅に顔触れが変わるかもしれない。
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