シャルケに所属する日本代表DF板倉滉(25)が、今季ここまでの戦いぶりや自身の去就について語った。21日、ドイツメディア『SPOX』が伝えている。
同選手は東京五輪終了後の昨年8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍。2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビューすると、第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦以降はリーグ戦全試合でスタメン出場している。
さらに今月9日開催の第29節・ハイデンハイム戦では1-0で迎えた52分、ペナルティエリア内でパスを受けて2度の切り返しで相手選手を交わすと、右足を振りぬいてゴールネットを揺らし、チームの勝利に貢献。シャルケは17日の第30節・ダルムシュタット戦でも勝利し、リーグ戦残り4試合の時点で首位に立っている。
そんな板倉滉については、マンチェスター・シティとシャルケの取引内容に買い取りオプションが盛り込まれている。選手本人はシャルケでのプレー続行を望んでいることを明かしていたが、シャルケの幹部はブンデスリーガ昇格を果たした場合にのみ、買い取りオプションを行使することを複数回にわたり示唆していた。
そして買い取りオプション行使に必要な金額について、ドイツメディア『フースバル』は500万ポンドであると報道。昨年8月の時点では580万ユーロ(約8億1000万円)だったが、今年4月時点の為替レートでは600万ユーロ(約8億3000万円)を超えていることから、完全移籍による同選手の獲得がより難しくなったという見方が広まっている。
その中、板倉滉はシャルケがブンデスリーガ昇格争いを繰り広げていることについて「加入してからすぐに慣れましたし、ここまで多くの試合に出場できてうれしいですね。シャルケは間違いなくブンデスリーガにふさわしいクラブです。今シーズンの昇格争いはタフですね。多くのクラブが良い状態で戦っていますけど、ブンデスリーガ復帰は僕たちの大きな目標です。みんな昇格できると信じていますよ」と語っている。
そして今季終了後の去就について聞かれると「もちろん、ここに残ることは想像できますよ。シャルケは長い歴史を持つビッグクラブですし、素晴らしいサポーターがついています。これだけ素晴らしいサポーターの前でのプレーは、すべての選手が夢見ることですよ」
「シャルケには大きな可能性があります。来シーズン個人的に最も大事なのは、良いパフォーマンスを見せてワールドカップのメンバーに入ることです。僕の長期的な目標は1部リーグでプレーすることですし、シャルケでそれを達成したいですね」とコメント。あくまでもシャルケでのプレーにこだわる姿勢を見せた。
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