サッカー日本代表は29日、埼玉スタジアム2002でFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選のベトナム戦に臨む。そのベトナム代表が韓国人監督の通訳不在という緊急事態に陥っているようだ。26日、ベトナムメディア『ベトナムプラス』が伝えている。
日本サッカー協会(JFA)は26日、ベトナム代表のスタッフ1名が入国時の検査で新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表。当該スタッフはすでにチームを離れて療養につとめており、現時点では試合開催に影響はないとしている。
ただ『ベトナムプラス』の報道によると、ベトナム代表率いるパク・ハンソ監督の通訳がコロナ陽性になったと報道。機内で通訳の近くに座っていた複数選手も本隊とは別れて行動するように日本側から要請されたという。
またベトナムメディア『Zing News』はベトナム代表には通訳をのぞいて韓国語とベトナム語ともに理解できる人材がいないとのこと。ベトナム代表は試合当日の29日までに3度埼玉スタジアム2002でトレーニングを行うが、パク・ハンソ監督の指示が選手に伝わらないことが想定される。
なお、昨年にベトナム国内でプレーしていた元日本代表の松井大輔氏は昨年11月11日、DAZNのベトナム戦中継に出演した際、「パク・ハンソ監督すごい嫌いなんでね。日本が。日本製品を使わないとか、めちゃくちゃ言われたことがありますから」とベトナム代表監督の“反日感情”を明かしていた。
ベトナム代表はカタールW杯アジア最終予選9試合を終えて1勝8敗。すでに予選敗退が決まっているが、日本代表との一戦を前に思わぬ形で問題を抱えている。
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