かつて明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖でプレーしていた韓国代表MFキム・ミヌ(31)が、Kリーグ1(韓国1部)の水原三星から中国クラブへ移籍した。
同選手は2016年12月にサガン鳥栖を退団して水原三星へ加入。2018年には韓国国軍入隊のため、国軍傘下の金泉尚武FCへレンタル移籍していたが、韓国代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会に出場した後、2019年6月に兵役期間を終えて水原三星に復帰。2021シーズンはリーグ戦27試合で先発出場し5ゴールをマーク。Kリーグ1ファイナル(上位6クラブによるプレーオフ)でも全5試合に出場して1得点をあげていたほか、今季公式戦の大半でキャプテンマークを巻いていた。
そんなキム・ミヌの去就を巡っては、中国スーパーリーグ(中国1部)昇格組の成都銭宝足球倶楽部が水原三星や選手サイドから合意を取り付けたと『朝鮮日報』が先月24日に報道。キム・ミヌはかつて2012年から2018年にわたり水原三星を指揮し、現在は成都銭宝を率いるソ・ジョンウォン氏の説得を受けて中国移籍を決断したと伝えられていたが、水原三星も今月11日になって同選手の成都銭宝移籍を公式発表した。
なお、キム・ミヌはエールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンの入団テストで不合格となると、2010年1月にサガン鳥栖へ入団。背番号「10」の着用で期待を寄せられる中プロ1年目からJ2リーグで24試合に出場すると、2年目の2011シーズンには主力としてクラブのJ1昇格に貢献。J1の舞台でも中盤に欠かせない存在としてチームメイトやサポーターから支持を得ていた。
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