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吉田麻也、セリエA再開初戦で強行復帰も!負傷離脱中の監督交代が影響か

吉田麻也 写真:Getty Images

 サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)は、今週末のリーグ再開初戦で復帰する可能性があるようだ。1日、イタリアメディア『トゥットメルカート』が伝えている。

 同選手は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍する。そして昨季はセリエAで32試合に出場すると、今季もロベルト・ダベルサ前監督のもとでここまでリーグ戦23試合中16試合で先発出場していた。

 しかし、先月6日に行われたセリエA第20節・カリアリ戦で右大腿部を負傷。サンプドリアでここまで公式戦4試合の欠場を余儀なくされているほか、日本代表ではFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選の中国戦とサウジアラビア戦で招集外となっていた。

 そんな吉田麻也は先月30日、サンプドリアのトレーニングウェアを着ながらボールを使ったトレーニングをする自身の姿をSNSに投稿し、「3週間ぶりにスパイク履きました!」とコメントを残していた。また、『トゥットメルカート』は同選手の状態について「サンプドリアが1日からトレーニングを再開する中、(今月6日の)サッスオーロ戦で起用可能となるように歯を食いしばっている」と主張。負傷離脱中に監督が交代したこともあり、復帰を急いでいるものとみられる。

 なお、現在16位と2部降格圏手前のサンプドリアはロベルト・ダベルサを解任すると、先月19日にマルコ・ジャンパオロ氏の招へいを公式発表している。今季ここまで守備陣の中心選手としての役割を担ってきた吉田麻也としては、新監督のもとで結果を残したいところだ。