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あわや殺人事件!?ブラジルの下部組織大会でナイフ男乱入騒ぎ

パルメイラス 写真提供: Gettyimages

 今月22日にブラジルのサンパウロ州バルエリで行われた試合で、終了間際にナイフを持った男がピッチに乱入する騒ぎが発生した。

 バルエリ市内のアレーナ・バルエリでは22日夜、コパ・サンパウロジュニアサッカー選手権大会準決勝・サンパウロU20対パルメイラスU20が開催。前半4分にパルメイラスU20のFWジョバンニが敵陣ペナルティエリア手前で相手DFからボールを奪うと、GKとの1対1で冷静にゴールマウスに流し込む。

 その後は拮抗した試合展開となり、1-0とパルメイラスU20が1点リードで後半アディショナルタイムに突入。すると後半アディショナルタイムの45+5分、ピッチに黒い服を着た男が乱入。最初はパルメイラスU20の選手たちが男に詰め寄ったものの、ナイフを持っていることに気づいたサンパウロU20の選手が間に割って入り、男をパルメイラスU20の選手たちから引き離す。直後に審判が男からナイフを回収。負傷者を出すことはなかったものの、警察官が出動するなどスタジアムは一時騒然となった。

 なお、コパ・サンパウロジュニアサッカー選手権大会は今月3日に開幕。グループステージ、2回戦、3回戦を終えると、今月16日から20日にかけてはベスト16と準々決勝が開催されていた。

 パルメイラスU20はベスト16でSCインテルナシオナルU20を2-1で下すと、準々決勝・オエステU20戦では5-2と快勝。そしてサンパウロU20との一戦では後半アディショナルタイムにピンチを迎えたものの、1点のリードを守り切り勝利。今月25日にタイトル獲得をかけてサントスU20との決勝戦に挑む。