タイ・リーグ1(タイ1部)のバンコク・ユナイテッドに所属するタイ代表DFマヌエル・ビアー(28)は、今夏にもJリーグへ移籍する可能性があるようだ。22日、タイメディア『MGR Online』が伝えている。
ドイツとタイの国籍を有するビアーは、ブンデスリーガ(ドイツ1部)のVfBシュツットガルトの下部組織出身。FCニュルンベルクのセカンドチームやシュトゥット・キッカーズをへて、2016年7月にバンコク・ユナイテッドへ加入している。そのバンコク・ユナイテッドでは2017シーズンにリーグ戦34試合中18試合でスタメンに抜てきされると、翌2018シーズン以降はレギュラーに定着。今季もここまでリーグ戦15試合中12試合で先発出場。引き続きセンターバックのレギュラーとしてチームを支えている。
また、同選手は2017年10月8日の国際親善試合・ケニア戦でタイ代表でのデビューを飾ると、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア2次予選では8試合中7試合で先発出場。そして昨年12月から今年1月1日にかけて行われたAFFスズキカップ(東南アジア杯)では8試合中5試合でフル出場。ただ、決勝・インドネシア戦では1stレグと2ndレグともにメンバー外となっていた。
『MGR Online』の報道によると、バンコク・ユナイテッドの会長はタイ国内のインタビューに応じた際、ビアーの獲得を望むJリーグクラブからコンタクトがあったことを告白。2021/22シーズン終了までは同選手をチームにとどめる方針を打ち出しているものの、シーズン終了後にオファーが届いた場合には放出を検討するようだ。
北海道コンサドーレ札幌から川崎フロンターレへ完全移籍したMFチャナティップ・ソングラシン(28)をはじめ、Jリーグに挑戦するタイ代表選手は徐々に増えている。
そのチャナティップがタイ国内メディアのインタビューでタイ代表のレベルアップを図るためにも、より多くの選手がタイ国外のリーグに挑戦すべきという主張を展開している中、ブリーラム・ユナイテッドに所属するMFスパチョーク・サラチャット(23)をはじめ、多くのタイ人選手がJリーグへ移籍することを日本国内の多くのサッカーファンが望んでいることだろう。
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