明治安田生命J1リーグの柏レイソルで2021シーズン途中までプレーしていたブラジル人FWペドロ・ハウル(25)は、母国復帰がほぼ確実となっている。その中、ブラジルメディア『FUTEBOL INTERIOR』が20日、同選手と柏レイソルの契約内容について報じた。
ペドロ・ハウルは昨年9月21日にリーガMX(メキシコ1部)のフアレスへの期限付き移籍すると、リーグ戦8試合中6試合で先発出場して2ゴール1アシストをマーク。フレアス幹部は今月8日からシーズン後半戦がスタートするのを前に、同選手の慰留に努めていた。しかし、両者が合意に達することはなく今冬退団が確実になったと、メキシコ紙『RECORD』が今月10日に報じていた。
また、ブラジル国内の複数メディアは、ペドロ・ハウルが柏レイソルで2022シーズンの構想に含まれていないほか、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECジュベントゥージやヴァスコ・ダ・ガマがレンタルによる獲得オファーを提示したと報道。ペドロ・ハウル本人は母国メディアのインタビューでヴァスコ・ダ・ガマへの移籍にこだわっていることをほのめかしていた。
しかし、柏レイソルが高額の移籍金を求めていることにより、ヴァスコ・ダ・ガマはブラジル1部昇格組のアヴァイFCでプレーしていたブラジル人FWジェトゥリオ(24)へターゲットを切り替えたと伝えられている。
その中、ブラジル1部昇格組のゴイアスは1年レンタルによりペドロ・ハウルを獲得することで柏レイソルと合意。早ければ今週中にもメディカルチェックが行われるものとみられる。その中、『FUTEBOL INTERIOR』は柏レイソルが同選手との現行契約を2024シーズン終了後まで残していると報道。また、柏レイソルがペドロ・ハウル獲得の際に要した移籍金が1070万レアル(約2億3000万円)だと伝えている。
中東で活躍するケニア代表FWマイケル・オルンガ(27)の後釜として大金をはたいて獲得しただけに、柏レイソルとしては大きな誤算となった格好だ。
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