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中国サッカー崩壊も!7割以上の1部クラブで経営破綻の危機に

中国の国旗 写真提供: Gettyimages

 中国スーパーリーグ(中国1部)は、大半のクラブで財政難に陥っていることにより存続の危機に陥っているようだ。16日、中国メディア『新浪体育』が伝えている。

 中国では昨年9月、国内大手不動産会社の『中国恒大集団』が総額33兆円にものぼる負債を抱えていることが判明しており、債務不履行(デフォルト)の危機に直面。2021シーズンの中国スーパーリーグが昨年8月中旬からおよそ4か月にわたり中断する中、スーパーリーグに所属する16クラブ中、広州FCや元浦和レッズFWレオナルド(24)所属の河北など少なくとも11クラブで給与の未払いがあったと伝えられていた。ただ、昨年12月12日にリーグ戦が再開されると、すべてのクラブが全試合を消化していた。

 しかし、『新浪体育』の報道によると、山東泰山など2、3クラブをのぞき大半のクラブで財政難に陥っているとのこと。2022シーズンの開幕が4月下旬にずれ込む可能性があるほか、リーグ戦が正常に行えない可能性についても触れている。

 なお、アジアサッカー連盟(AFC)は17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ東地区の組み合わせを発表。中国クラブでは山東泰山がグループFで浦和レッズと同居しているほか、広州FCが川崎フロンターレと対戦することになっている。ただ、昨年に多くの中国クラブで給与未払いが判明しているだけに、グループステージ開幕前にACLライセンスをはく奪される可能性も十分に考えられそうだ。