明治安田生命Jリーグの多くのクラブは、今季最終戦までに2022シーズンのユニフォームを公式発表している。その中、『FOOTY HEADLINES』は6日、Jリーグクラブのユニフォームの値段が世界的に見ても高額であることを取り上げた。
Jリーグクラブのユニフォームは胸部分にメインスポンサーのロゴがプリントされているほか、背中や袖、鎖骨、パンツの裾など複数箇所でのスポンサー名記載が「Jリーグ規約 第49条第4項」によって認められている。ただ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で着用するユニフォームについては、アジアサッカー連盟(AFC)の規定により胸スポンサーのプリントのみが認められているため、Jリーグ公式戦用よりも幾分安い値段で購入できる。
そんなJリーグクラブのユニフォームについて、『FOOTY HEADLINES』は「世界中のほとんどのクラブのキットよりもはるかに高い」と主張。2022シーズンのガンバ大阪のレプリカユニフォームの値段が14300円であり、欧米の主要クラブのユニフォームよりも3000円以上も高いと解説している。
また、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)らスター選手を擁するヴィッセル神戸については、レプリカユニフォームが20000円、オーセンティックユニフォームが35000円と、Jリーグクラブの中でも特に高額であると説明。くわえて、選手名や背番号をプリントするのに数千円の追加料金が必要であることも紹介している。
そして、Jリーグクラブのユニフォームが高額である理由として、クラブのコアなサポーターがどれだけ高額であってもユニフォームを買うことや、ライト層にユニフォームの需要がないこと、くわえて在庫を残さないためにも多くのクラブが受注生産方式で販売していることを列挙している。
Jリーグは以前から新規顧客開拓を課題に掲げているが、ユニフォームの値段やターゲット層等について見直しを迫られる時が来るかもしれない。
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