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久保裕也、来季も米国でプレーか!今季は「ボランチ転向」で話題に

ニュルンベルク在籍時の久保裕也 写真提供:Gettyimages

 元日本代表MF久保裕也(27)を擁するメジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティは1日、来季にむけてのロースター登録選手を公式発表した。

 同選手はジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKAAゲントやブンデスリーガのニュルンベルクなどでプレーした後、昨年1月にFCシンシナティへ加入。昨季はトップ下やウイングなど攻撃的なポジションでの起用が続いていたが、今季はヤープ・スタム前監督のもとで一時ボランチに転向。今年9月の時点でタックル成功回数が「42」とMLS全体1位の記録をマークするなど、中盤センターでのプレーに慣れていた。

 しかし、9月末にスタム監督が解任されると、タイロン・マーシャル暫定監督のもと攻撃的なポジションへ再転向。結局、久保裕也は今季リーグ戦29試合先発出場したものの、チームはリーグ戦12連敗を喫するなど極度の成績不振を脱することができず、イースタン・カンファレンス最下位で終えている。

 そんな久保裕也はサラリーキャップを超えて契約できる特別指定選手として加入していることもあり、基本給として109万ドル(約1億2000万円)を受け取っている。その中、シンシナティの地元メディア『Cincinnati MAGAZINE』は先月、クリス・オルブライトGM(ジェネラルマネージャー)が久保裕也をはじめ高額年俸を受け取っている選手の放出を検討していると報じていた。

 その中、FCシンシナティは来季の公式戦に出場可能な選手登録枠を発表。久保裕也ら2022年12月まで契約を残している17選手が名を連ねている。チームが苦しむ中、中盤センターやサイドで懸命のプレーを見せてきた久保裕也は、来季もMLSの舞台で戦うことになりそうだ。