明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌は25日、FWジェイ・ボスロイド(39)が今季限りで退団することを公式発表している。そんなジェイに対して、北海道コンサドーレ札幌でともにプレーしていた日本代表FW鈴木武蔵(27)がSNSを通じて敬意を表した。
アーセナルの下部組織に在籍していた過去をもつジェイは、2015年にジュビロ磐田へ加入すると、来日1年目にして20ゴールをあげてJ2リーグ得点王のタイトルを獲得。2016シーズン終了後にジュビロ磐田を退団したが、およそ半年間の無所属期間をへて、2017年7月に北海道コンサドーレ札幌へ加入。シーズン後半戦だけで2桁ゴールをマークし、チームをJ1残留に導いていた。
そんなジェイはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任した2018シーズン以降も、毎年リーグ戦で20試合以上に出場して5ゴール以上をあげるなど、必要不可欠な戦力として活躍。今季もここまでJ1リーグで23試合に出場していたが、家族の事情により今月27日開催のJ1リーグ第37節・柏レイソル戦を最後にチームを離れることになった。
一方、鈴木武蔵はアルビレックス新潟、水戸ホーリーホック、松本山雅、V・ファーレン長崎でのプレーをへて、2019年に北海道コンサドーレ札幌へ加入。1年目からリーグ戦で13ゴールをあげるなど、不動のストライカーとして活躍すると日本代表にも選出。そして昨年8月にはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKベールスホットVAへの完全移籍により、海外挑戦を実現している。
そんな鈴木武蔵は25日にSNSを更新。「ジェイにはライバルとしてフットボールの先輩としてほんとお世話になった。39歳までクオリティが落ちずプロとしてやっているのは本当に尊敬でしかないです。次のチャレンジも応援してます」とおよそ1年半にわたり北海道コンサドーレ札幌でチームメイトだったジェイに感謝するとともに、称賛の言葉を送っている。
これには、北海道コンサドーレ札幌サポーターから「ジェイの後継者は武蔵だ!」、「帰ってきてくれ!」と鈴木武蔵の電撃復帰を望むメッセージが届いている。5シーズンにわたり北海道コンサドーレ札幌に在籍したジェイの功績は、サポーターの間で語り継がれるはずだ。
コメントランキング