小林悠(川崎フロンターレ)
川崎所属の推定年俸1億円選手3人目。2010シーズンから川崎に所属しているFW小林悠である。プロデビューは大学在学中の2008年に特別指定選手として水戸ホーリーホックに加入してまもなくのヴァンフォーレ甲府戦であった。
スペースの使い方、作り方、ワンタッチによるポストプレーを武器に高い決定力を持つ小林は、11年間もの間、川崎で素晴らしい活躍を見せてきた。2021シーズンは出場時間が減っているとは言え、途中出場ながら勝利に貢献する大事な選手であることに変わりがない。
川崎ではリーグ4回(2017、2018、2020、2021)など多くのタイトルを獲得。2017年にはJ1リーグ得点王と年間MVP、2020年にはJリーグカップ得点王の個人賞も受賞している。
ドッジ(柏レイソル)
2021年1月にブラジル1部フルミネンセから柏レイソルへの年俸1億円移籍を果たしたブラジル人MFドッジ。
ブラジルでのプレーを振り返ると、中盤から攻撃を作り上げるような選手である。細やかなボールタッチ、ドリブルからのチャンスメイクが際立っていた。しかし、コロナ禍で入国が遅れたことや負傷によって来日してからはカップ戦も含めて18試合のみの出場に留まり、うちフルでの活躍はわずかの6試合。
11月3日の名古屋グランパス戦、11月7日のC大阪戦では、2試合連続スタメン出場しているが、2021シーズン終了までの残り3試合で活躍は見られるだろうか。
柿谷曜一朗(名古屋グランパス)
名古屋グランパスにも推定1億円年俸選手が3人いる。今シーズンから所属する元日本代表FW柿谷曜一朗がその1人だ。2006年にC大阪ユースからトップチームに上がりキャリアのほとんどを過ごしてきたが、徳島ヴォルティス(2009-2011)や、スイススーパーリーグ(1部)のバーゼル(2014-2015)でのプレーも経験している。
清武弘嗣、齋藤学のような複数の元日本代表選手から「天才」と評価されたきた柿谷は、ドリブル、パス、シュート全てをこなせるチャンスメーカーで、一言でいうとサッカーセンスがズバ抜けている。元日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(2010-2014)もその才能を高く評価し、2013年のEAFF東アジアカップ(E-1サッカー選手権)に柿谷を選抜。すると柿谷は同大会得点王の活躍で、日本代表を優勝に導いた。
2021シーズン名古屋の選手としては、同じくイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ監督の元で、古巣のC大阪とJリーグカップ決勝で対戦。名古屋の同大会初優勝に貢献した。
ガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
2017年7月、当時J2リーグにいた名古屋に新戦力として加わったブラジル人FWガブリエル・シャビエル。名古屋の推定年俸1億円選手の2人目だ。ブラジル1部クルゼイロからのレンタルで来日した彼の存在がなければ、今の名古屋はなかったかもしれない。
加入して間も無くの2017年8月、シャビエルはチームの全得点に絡む活躍で月間MVPに選出されると、J1昇格プレーオフ決勝アビスパ福岡との対戦にも出場し名古屋のJ1昇格に大きく貢献した。2018シーズンに期限付き移籍期間が延長され、2019シーズンより正式に名古屋の選手となっている。
非常にフレキシブルな選手であるシャビエルは、相手によってプレースタイルを変化させられるのが武器だ。左足のテクニックも秀逸で、そのスキルによって名古屋に多くの得点をもたらしている。
齋藤学(名古屋グランパス)
名古屋の推定年俸1億円3人目の選手にして本記事最後の紹介となる選手。元日本代表FW齋藤学である。小学生時代から横浜FM下部組織に所属していた齋藤は、2009年から8年間同クラブのトップチームに所属(2011シーズンのみ愛媛FCにレンタル)し、チームを長く支えた。
しかし横浜FM所属時の8年よりも、2018年から所属した川崎での3年(2018-2020)で、より多くのタイトルに恵まれている(2018、2020リーグ優勝含めて5冠)。
2021シーズンから加入した名古屋では、複数の試合に出場するも、1度もスタメンとして開始からピッチに立つ姿は見られていない。残りわずかとなったシーズン終了までにその機会は回ってくるだろうか?
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