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「契約満了になるから…」マルセロの従兄弟ハモンが琉球退団を示唆!母国復帰の可能性も…

FC琉球 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのFC琉球に所属するブラジル人MFハモン(23)は、今季限りでの退団に向かっているかもしれない。8日、ブラジルメディア『VAVEL』が伝えている。

 ハモンはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフルミネンセの下部組織で頭角を現すと、2018年にはレアル・マドリードへのレンタル移籍間近に迫っていた。しかし、メディカルチェックで負傷が判明したことにより破談となると、ブラジル国内クラブへのレンタルをへて2019年夏にFC琉球へレンタル移籍。2019シーズン終了後に完全移籍によりFC琉球へ加わったものの、J3リーグのガイナーレ鳥取へレンタル。そして、昨季終了後にガイナーレ鳥取でのレンタル期間を終えてFC琉球に復帰していたが、今季はここまでリーグ戦での先発出場がなく、途中出場もわずか4試合と厳しい立場に置かれていた。

 そんなハモンは、ブラジルメディアのインタビューに応じた際、Jリーグでの経験を聞かれると「僕は(これまでのブラジルでのプレーとは)違う経験をしたかった。日本でのプレーをとても楽しんでいるし、僕にとってとても良いことだよ。(ブラジルのサッカーとは)すべてが異なっているけど、素晴らしいね」と語っている。

 そしてブラジルでのプレーと異なる点については「(ブラジルよりも)日本のサッカーは忙しく、インテンシティが高い。日本のサッカー選手は監督の指示に素直に従うし、とても勤勉だ。中には3、4時間ぶっ続けでトレーニングをする選手もいるよ」と語っている。

 さらに、ブラジル復帰の可能性を問われると「その可能性は否定できないけど、もう少しアジアでプレーしたいね。今シーズンが終わるとフリーになる。だから、(僕の将来については)急いで決断せずに、父親と代理人に任せるよ」とコメント。FC琉球とは契約更新を行わない可能性を示唆している。

 レアル・マドリードで活躍するブラジル代表DFマルセロ(33)の従兄弟であるハモンは、より多くの出場機会を求めていることだろう。そんなハモンにJリーグクラブがオファーを提示するのか注目が集まる。