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元G大阪・中村敬斗が再びアピール成功!再検査での新型コロナ陰性が後押し

中村敬斗 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプロデビューし、オーストリア1部のLASKリンツに所属するFW中村敬斗(21)は、新型コロナウイルス陽性から一転して陰性と判定されたことが功を奏した。

 中村敬斗は今季ここまでリーグ戦でわずか1試合の先発出場にとどまるなど、新天地で厳しい立場に置かれていた。しかし、今月4日のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)グループステージ第4節・アラシュケルト戦で欧州カップ戦での初先発を果たすと、2ゴールをマークしてチームを勝利に導いていた。

 LASKリンツはアラシュケルト戦前に5選手が新型コロナウイルス陽性によりチームを離脱。そして、アラシュケルト戦後のPCR検査で中村敬斗とオーストリア代表FWトーマス・ゴイギンガー(28)も新型コロナウイルス陽性と判定されていた。

 しかし、オーストリアメディア『Oberösterreichische Nachrichten』の報道によると、中村敬斗は再検査を受けた結果、陰性と判定されたとのこと。同選手は7日開催のオーストリア・ブンデスリーガ第14節・ティロル戦で再びスタメンに抜てきされると、1-0で迎えた53分に追加点を奪取。その後、LASKリンツは後半アディショナルタイムにPKから3点目をあげ、3-0で勝利を収めた。

 新型コロナウイルス感染により複数選手を欠くという厳しい状況の中、アラシュケルト戦につづきチャンスをモノにした中村敬斗に対する評価はおのずと高まるだろう。