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川崎FW旗手怜央の獲得でポステコグルー安泰?元スコットランド代表監督が太鼓判!

旗手怜央 写真提供: Gettyimages

 アンジェ・ポステコグルー率いるセルティックは、明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する日本代表FW旗手怜央(23)の獲得に乗り出したと噂されている。その中、2018年からおよそ1年間にわたりスコットランド代表監督を務めていたアレックス・マクリーシュ氏は、ポステコグルー監督の立場は安泰になる可能性があると主張した。7日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。

 旗手怜央は順天堂大学在学中の2018年に川崎フロンターレの特別指定選手となると、昨年に川崎フロンターレへ正式に入団。プロ1年目の昨季はJ1リーグで31試合に出場して5ゴールをあげるなど、リーグと天皇杯の2冠達成に貢献。そして今季は中盤や左サイドバックなど複数ポジションをこなす中、ここまでリーグ戦で27試合に先発出場。また、U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカーに臨んだほか、今月開催予定のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合にむけた日本代表にも招集されている。

 そんな旗手怜央の去就を巡っては、セルティックが横浜F・マリノスの日本代表FW前田大然(24)と同じく獲得に乗り出したと、今月3日にイギリスの複数メディアが報道。日本国内でも今冬の海外挑戦を期待する声が高まっている。

 その中、セルティックのライバルクラブであるレンジャーズを率いた過去をもつマクリーシュ氏は『フットボール・インサイダー』の独占インタビューで「旗手怜央の獲得は、セルティック首脳陣がポステコグルー監督を信頼している証拠になるか」と問われると、「間違いないね。監督である以上、(自分より立場が)上の人間と良い関係を築く必要がある。どの監督も上(クラブ首脳陣)のサポートを強く望んでいる。それは経済的な面でもだし、時には雨の日にもそう思っている。私自身、上の人間との間に素晴らしい信頼関係とリーダーシップがある時は、いつでも相対的に成功してきた」と語っている。

 なお、セルティックは7日開催のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第13節・ダンディー・ユナイテッド戦で4-2と勝利。勝ち点を26まで伸ばしており、依然として首位レンジャーズを4ポイント差で追っている。今季リーグタイトル奪還を最大目標とする中、ポステコグルー監督に対する首脳陣の信頼は確かなものであるかもしれない。