アイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠(37)は、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・オリンピアコス戦で今季初めて中盤センターでプレーするかもしれない。19日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。
長谷部誠はオリバー・グラスナー新監督のもとでブンデスリーガ開幕から2試合は出場したものの、8月28日の第3節・ビーレフェルト戦以降はしばらく公式戦で出番がなかった。しかし、チームが今季未勝利と苦戦を強いられる中、先月30日開催のELグループステージ第2節・ロイヤル・アントワープ戦ではリベロ(3バックの中央)のポジションで再び先発出場すると、安定感抜群のパフォーマンスを発揮。チームの今季初勝利に大きく貢献していた。
そして同選手は代表ウィーク明けの16日に行われたブンデスリーガ第8節・ヘルタ・ベルリン戦でもセンターバックで先発出場。しかし、パスの精度を欠くなど本来のパフォーマンスは影を潜め、チームも1-2と敗れていた。
グラスナー監督はヘルタ・ベルリン戦でのチーム全体のパフォーマンスに不満を抱いており、再び4バックシステムに戻すことも視野に入れているとのこと。「4-3-3」や「4-2-3-1」のシステムを採用する可能性がある中、指揮官は長谷部誠を中盤センターのポジションで先発起用することをオプションのひとつとして検討しているようだ。
また、ヘルタ・ベルリン戦で出番のなかった日本代表MF鎌田大地(25)については、システム変更の可能性にかかわらず、オリンピアコス戦で先発出場すると予想される。
今月はじめに昨季ブンデスリーガ覇者のバイエルン・ミュンヘンを下したものの、ヘルタ・ベルリン戦で勝ち点を低調なパフォーマンスを露呈したフランクフルト。グラスナー監督の手腕を疑問視する声が上がる中、指揮官がオリンピアコス戦でどのような決断を下すのか注目が集まる。
コメントランキング