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中島翔哉所属ポルティモネンセ、今季全勝ベンフィカに大金星!元浦和ファブリシオの夢は…

ファブリシオ 写真提供:Gettyimages

 日本代表MF中島翔哉(27)やGK中村航輔(26)らが所属するポルティモネンセは3日、敵地でプリメイラリーガ(ポルトガル1部)首位のベンフィカ相手に1-0と大金星をあげた。明治安田生命J1リーグの浦和レッズでプレーした過去をもつブラジル人FWファブリシオ(31)はこの一戦で先発出場し、チームの勝利に貢献している。

 ポルティモネンセは中島翔哉や浦和レッズに在籍していたブラジル人MFエヴェルトン(28)をはじめ多くの負傷者を抱える中、前節終了時点で勝ち点11を獲得し6位につけるなど、健闘ぶりが光っていた。その中で3日に臨んだプリメイラリーガ第8節・ベンフィカ戦では、再三にわたりピンチを招くもののGKサムエル(27)の好セーブに助けられ、前半を0-0で終える。すると66分、コーナーキックにDFルーカス(27)がニアサイドで頭であわせて先制ゴールをマーク。その後は終盤にかけてホームチームの猛攻に遭ったが、最後までリードを守り抜き勝利。今季ここまで7戦全勝だったベンフィカに初めて土をつけている。

 ファブリシオは2017年9月にベンフィカのホームスタジアムであるエスタディオ・ダ・ルスでゴールを決めていたこともあり、戦前のインタビューでベンフィカ戦に対する特別な思いを明かしていた。そんなファブリシオは前半にカウンターの場面でゴール前に顔を出すなど、チャンスを演出。しかし、再びエスタディオ・ダ・ルスで得点をあげるという目標は実現することなく、後半途中にベンチへ退いている。

 なお、この一戦では、今夏ガンバ大阪から完全移籍により加入したFW川崎修平(20)や中村航輔もベンチ外となっていた。日本人選手全員が遠征メンバーから外れる中、ファブリシオはポルトガル屈指の強豪から勝利をつかんだ選手のひとりとしてポルティモネンセの歴史に名を刻んでいる。