
ポルティモネンセに所属する日本代表MF中島翔哉(27)は現在、復帰にむけてコンディションを上げているところだが、3日開催予定のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第8節・ベンフィカ戦には間に合わないようだ。2日、ポルトガルメディア『FUTEBOL365』が伝えている。
中島翔哉は今年1月にポルトからアル・アインへ買い取りオプション付きの半年レンタルにより加入。しかし、今年2月下旬の全体トレーニングで脛骨の骨折や靱帯損傷という大怪我を負い、シーズンを棒に振っていた。そしてアル・アインでのレンタル期間満了後は日本国内でリハビリに励んでいたが、8月中旬にポルトガルへ再入国。自身の去就についてポルト首脳陣と会談を行うと、Jリーグクラブやスペイン、イタリア国内のクラブから関心が伝えられる中、先月25日になってポルティモネンセへ1年レンタルにより復帰している。
そんな中島翔哉の状態について、先月下旬時点で個別トレーニングを行っているとポルトガル紙『レコルド』が伝えていた。しかし、ポルティモネンセを率いるパウロ・セルジオ監督は先月中旬に行われた第6節・CDサンタ・クララ戦の前日記者会見において同選手の復帰に慎重を重なる姿勢を示しており、ポルティモネンセ復帰後はまだ公式戦でメンバー入りしたことがない。
ポルティモネンセは今月のインターナショナルマッチウィークによる中断期間前に、リーグ首位に立つベンフィカとの直接対決を迎える。ただ、『FUTEBOL365』の報道によると、中島翔哉はこの一戦でもベンチには入らないとのこと。また、明治安田生命J1リーグの浦和レッズでプレーした過去をもつブラジル人MFエヴェルトン(28)もコンディションで問題を抱えており、ベンフィカ戦で出場できない見通しとなっているようだ。
なお、ポルティモネンセはここまでリーグ戦7試合を消化して勝ち点11を獲得。首位のベンフィカ戦から10ポイント離されているものの、主力で複数名の負傷離脱者を出しながら6位につけるなど健闘している。半年以上実戦から遠ざかっている中島翔哉に対して、パウロ・セルジオ監督はどのタイミングでゴーサインを出すのだろうか。
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