日本代表FW鈴木武蔵(27)を擁するベールスホットVAは、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で最下位に沈むなど不振に喘いでいる。その中、クラブは21日、先日解任となったペーター・マースの後任監督を公式発表した。
ベールスホットVAは先月7日に行われたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第3節・ユニオン・サン・ジロワーズ戦から黒星が続くと、インターナショナルマッチウィーク明けの今月13日にホームで行われたシント=トロイデンVV(STVV)との直接対決でも0-1と敗戦。開幕から勝利がない状況にサポーターは試合後、選手たちをゴール裏に呼び、オーステンデ戦にむけて改善を促していた。また、クラブはSTVV戦でリーグ戦6連敗となったことを受けて、試合翌日にペーター・マース監督を解任している。
その後、ベールスホットVAは暫定監督のもとで18日に第8節・オーステンデ戦に臨んだものの、キックオフからわずか7分間で2失点。これには敵地までかけつけたサポーターが激怒し、ピッチに向かって次々と物を投げ込むなど暴挙に出ていた。
オーステンデ戦で1-3と敗れ、7連敗を喫した中、クラブはアルゼンチン人であるハビエル・トレンテ氏の招へいを発表。トレンテ氏は1998年から6年間にわたりアルゼンチン代表でマルセロ・ビエルサ監督のアシスタントコーチを務めており、2002年の日韓W杯を戦った過去を持つ。また、2014年夏から1年間にわたりリーグアンのオリンピック・マルセイユでもアシスタントコーチを務めているが、指導者キャリアの大半を中南米で過ごしている。
なお、鈴木武蔵は監督解任直後のオーステンデ戦で5試合ぶりとなる先発出場を果たしたものの、ゴールをあげられなかった。チームが勝ち点1の最下位に沈む中、鈴木武蔵は新監督のもとでのレギュラー定着を狙いたいところだ。
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