Jリーグ ヴィッセル神戸

イニエスタの暴挙や三浦淳寛監督への批判も…神戸MF田中順也の投稿が話題に!

田中順也 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)は、18日に行われたJ1リーグ第29節・北海道コンサドーレ札幌戦で珍しく不満を爆発させた。同選手の行動がJリーグファンの間で大きな話題を呼ぶ中、チームメイトであるMF田中順也(34)のSNS上に残した言葉が注目されている。

 イニエスタはこの一戦で新戦力の日本代表FW大迫勇也(31)やFW武藤嘉紀(29)らとともに先発出場。ヴィッセル神戸は前半22分にMF中坂勇哉(24)がゴールにより先制したものの、アグレッシブな攻撃を武器とする北海道コンサドーレ札幌を前に守備的な戦い方をしていたこともあり、イニエスタは自身の思うようなプレーができなかった。

 そして、イニエスタは70分に途中交代する際、ペットボトルを蹴り上げたり、自身の履いていたスパイクを投げつけるなど、不満を爆発させていた。そして試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ベンチでは選手や三浦淳寛監督、コーチングスタッフがグータッチを交わしていたものの、イニエスタはベンチの輪から距離をとっていた。

 イニエスタが途中交代後にとった行動には、周囲から驚きの声が上がるとともに、SNS上では「あのメンツであのサッカーはストレス溜まるよな」、「イニエスタも人間だからな」など、同選手に同情するコメントが多数寄せられている。また、大迫勇也との連携で問題を抱えていたことを指摘する声や、三浦淳寛監督のゲームプランや采配を疑問視する意見も上がっている。

 その中、田中順也は北海道コンサドーレ札幌戦の翌日に自身のインスタグラムアカウントを更新。「サッカーって本当に勝つのが難しいスポーツ。だからこそ、粘り強く勝ちを積み上げることが目標達成につながる。日々相手を分析して、そのための練習をして、いざ試合をすると全く予想もしない展開になることが当たり前。それでも予測をして、準備して、起こりうる相手の脅威と弱点を整理して試合に臨む」

 「だからそれがどんな内容であれ勝てば良い。もちろん、自分たちの思い描いた理想通りに勝てれば尚良し!とにかく勝った先に見える景色がある。大事なことは勝ちながら修正すること。勝って勝って勝って、いつの間にか常勝と言われ、クラブの歴史を作る。残り10試合!ポジティブなチームにポジティブな結果が舞い込む!!みんなで頑張ろう!!」と試合結果を最も重視した上で、ゲーム内容での改善を積み重ねることの重要性を説いた。

 この投稿に対しては、同選手の意見に賛同するコメントが寄せられている一方、ヴィッセル神戸のスタイルを貫いた上での勝利を求める声も上がっている。

 来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ出場権獲得を十分に狙える位置につけているヴィッセル神戸だが、北海道コンサドーレ札幌戦を終えて一部サポーターからの三浦淳寛監督に対する批判は強まるばかりだ。