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川崎レアンドロ・ダミアン、母国復帰は困難か!高額年俸がネックに

レアンドロ・ダミアン 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)は、ブラジル国内の複数クラブによる関心が再び伝えられているが、母国復帰にむけて大きな問題があるようだ。7日、ブラジルメディア『UOL』が報じている。

 川崎フロンターレはすでにダミアンに対して契約延長の打診を行っている。しかし本人は先日、母国メディアのインタビューに応じた際に、今年12月までとなっている川崎フロンターレとの契約を全うすることや来季以降の去就について決断を下していないことを明かしていた。

 また、先月にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスが、ECバイーアのFWジウベルト(32)とともにダミアンをリストアップしたと報道。しかし、ブラジルの移籍ウィンドウが閉鎖間近であったこともあり、ダミアン獲得は実現していない。

 しかし、今月に入ってダミアンの古巣であるSCインテルナシオナルが再獲得にむけて、川崎フロンターレに対して同選手に関する情報を問い合わせたと現地メディアが報道。くわえて、ブラジルメディア『O DIA』はブラジル1部のフルミネンセも今季限りで現役を退くことが濃厚な元ブラジル代表FWフレッジ(37)の後釜として、ダミアンの動向を注視していると伝えられている。

 ただ、『UOL』はダミアンが現在川崎フロンターレで受け取っている年俸が、ブラジル国内クラブにとって高額であると主張。同選手の母国復帰の条件として、選手サイドが減俸を受け入れることをあげている。

 また、同選手には依然として川崎フロンターレとの契約延長や中東移籍の選択肢があることから、SCインテルナシオナルをはじめブラジル国内クラブとしては金額面での勝負で不利な状況にあるとのことだ。

 なお、ダミアンは2019年に川崎フロンターレへ完全移籍により加入。FW小林悠らとし烈なポジション争いを演じる中、Jリーグ挑戦1年目の2019シーズンは公式戦31試合に出場し11ゴールをマーク。そして昨季はJ1リーグ全34試合に出場。リーグタイトル獲得や天皇杯優勝に大きく貢献していた。

 そして、同選手は副キャプテンとして今季に臨むと、ここまでリーグ戦で20試合に先発出場して14ゴールをマーク。浦和レッズとのYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝では2試合ともに先発メンバーに名を連ねていた。