明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するブラジル人DFチアゴ・パグヌサット(31)は1日、アメリカメディア『ESPN』のインタビューで、日本サッカーの現状に関して自身の見解を述べた。
チアゴは今年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のセアラーSCからセレッソ大阪へ加入。昨季終了後に中国スーパーリーグの上海緑地申花に完全移籍したクロアチア人DFマテイ・ヨニッチ(30)の後釜として期待を寄せられる中、5月2日に行われた第12節・ガンバ大阪戦でデビュー。本来のパフォーマンスを発揮し続けており、先月中旬以降はレギュラーに定着している。
そんなチアゴはメディアインタビューで日本サッカーに対する印象を聞かれると「(日本のサッカーを)進化させる上で、ブラジル人選手は重要な役割を担っている。これまで多くのブラジル人選手が日本にやって来て、(日本サッカーを発展させるという)プロセスを手助けしてきた。ジーコ(現鹿島アントラーズ・テクニカルディレクター)が良い例だね。ここ数年では、日本で仕事をするスペイン人やイタリア人が大きな影響を与えている。彼らにはユニークな特徴があると僕は思っているよ」とJリーグ界に発展にブラジル人をはじめ多くの外国籍選手や監督が寄与してきたという自信の考えを明かしている。
そして日本国内におけるサッカーの立ち位置については「多くのブラジル人選手が何年にもわたり日本にやって来ている。日本の選手たちは僕たち(ブラジル人)に対してとても敬意を払っているし、ブラジルでの生活やブラジル国内サッカーについて聞いてくるね。日本でサッカーは一番メジャーなスポーツではないし、野球や柔道の方が人気だ。だけどフットボールは一番を目指して戦っているよ」と語った。
母国ブラジルを離れて初めて南米圏外の国でプレーしているチアゴは、日本サッカーに対して好意的な印象を抱いているとともに、まだまだ多くの伸びしろがあると感じているようだ。
コメントランキング