日本代表DF冨安健洋(22)はトッテナム・ホットスパーへの移籍が噂されていた。しかし、ここにきてアーセナルが移籍先の有力候補に挙がっているようだ。31日、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』が報じている。
冨安健洋の去就を巡っては、ボローニャとの契約を2024年6月まで残す中、昨季終了後からアタランタやトッテナムが獲得レースを展開していたが、アタランタはすでに同選手への興味を失っている。また、トッテナムは先月に移籍金2000万ユーロ(約26億円)によるオファーを提示しているが、ボローニャは移籍金2500万ユーロ(約32億円)以上のオファーが届いていないことから、放出に否定的な姿勢を見せていた。
その中、トッテナムは右サイドバックの新戦力としてブラジル代表DFエメルソン・ロイヤル(22)を移籍金3000万ユーロ(約39億円)により獲得することでバルセロナとクラブ間合意。選手サイドとも合意に至っていることから、エメルソンの獲得がほぼ確実となっている。これにより、トッテナムが冨安健洋の獲得には向かわないという見方が広まっていた。
しかし、移籍市場最終日になってアーセナルが冨安健洋の獲得にむけてボローニャとの交渉を行っている模様。ボローニャは先週にイタリア代表FWリッカルド・オルソリーニ(24)と冨安健洋のいずれか一方を売却する方針を固めていたが、オルソリーニを残留させることを決断したとのことだ。
なお、冨安健洋は来月のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選に臨む日本代表のメンバーに選出されている。しかし、日本サッカー協会(JFA)は、同選手の移籍交渉が大詰めを迎えていることを理由に、2日にパナソニックスタジアム吹田スタジアムで開催されるオマーン戦での欠場を発表している。
コメントランキング