アーセナルに昨年末まで在籍していた元ドイツ代表MFメスト・エジル(32)が、まもなくアーセナル退団に至った経緯を明かすようだ。30日、アメリカメディア『Yard Barker』が伝えている。
エジルは2013年夏にレアル・マドリードからアーセナルへ完全移籍。アーセン・ヴェンゲル元監督のもとで攻撃陣の中心選手として活躍すると、3度のFAカップ制覇に貢献。しかし、2019/20シーズンから出場機会を減らすと、昨年3月に行われたウェストハム・ユナイテッド戦を最後に負傷の影響で公式戦での出場がなかった。そして、昨季はプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグの登録メンバーから外れるなど、ミケル・アルテタ監督の構想外となり、今年1月にスュペル・リグ(トルコ1部)の強豪フェネルバフチェへ移籍している。
エジルについては、以前からアルテタ監督との関係性に問題を抱えていたことや、同選手がトレーニングや公式戦で見せたプレーや態度でチームメイトから反感を買っていたことが退団につながったという憶測が駆け巡っている。その中、エジル本人はカタールで映像制作会社とアーセナル退団の舞台裏に迫ったドキュメンタリーの制作にむけた話し合いを行っているという。
なお、エジルは昨夏にもアーセナル退団が噂されていたが、金銭面の理由で残留。契約内に複数のボーナスが盛り込まれていたことにより、昨年9月末に800万ポンド(約12億円)を受け取っている。出場機会がないにもかかわらず、高額のボーナスを得ていたことに対しても、周囲からは反発の声が上がっていた。
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