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冨安健洋の残留前進か!ボローニャがオランダ人DFをレンタルで放出

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場したDF冨安健洋は、ボローニャ残留が濃厚と伝えられている。その中、ボローニャは24日、オランダ人DFステファノ・デンスビル(28)をスュペル・リグ(トルコ1部)のトラブゾンスポルへ放出したことを公式発表した。

 デンスビルは2019年夏にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のクラブ・ブルージュからボローニャへ完全移籍。しかし、昨シーズン前半戦はボローニャで公式戦わずか3試合の先発出場にとどまると、今年1月にレンタル移籍によりクラブ・ブルージュへ復帰。シーズン後半戦はリーグ戦で9試合に出場していたが、レンタル期間満了により、ボローニャへ復帰していた。

 しかし、センターバックを本職とし左サイドバックもこなす同選手は、シニシャ・ミハイロビッチ監督の構想から外れると、コッパ・イタリア(イタリア国内カップ戦)1回戦のテルナーナ戦やセリエA2021/22シーズン開幕節・サレルニターナ戦でメンバー外となっていた。

 そして、デンスビルはボローニャとの契約を来年6月まで残す中、今月24日にトラブゾンスポルへ1年レンタルにより加入することが正式決定。トルコメディア『Fanatik』の報道によると、ボローニャはレンタル料として175万ユーロ(約2億3000万円)を受け取るとのことだ。

 なお、冨安健洋はセリエA開幕節での出場がなかったものの、今夏残留が濃厚という見方が周囲で広まっている。デンスビルが構想外だったとはいえ、ディフェンダーの放出により冨安健洋はボローニャ残留へさらに近づいているかもしれない。