ラツィオのアルゼンチン代表MFホアキン・コレアはインテルへの移籍が噂されている。その中、ラツィオのイグリ・ターレSD(スポーツディレクター)が同選手が退団に向かっていることを認めた。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
現在27歳のコレアは、サンプドリアやセビージャでプレーした後、2018年夏にラツィオへ完全移籍により加入。移籍1年目の2018/19シーズンはセリエAで18試合に先発出場とレギュラー定着には至らなかったが、昨季は負傷離脱もありながらセリエAで25試合に先発出場して8ゴール4アシストをマークしていた。また、コレアはラツィオとの契約を2024年6月まで残しているほか、契約内容には7000万ユーロ(約91億円)による解除条項が盛り込まれている。
コレアの去就を巡っては、以前からアトレティコ・マドリードやレスター・シティ、アーセナル、アストン・ビラなど複数クラブが関心を寄せていた。その中、シモーネ・インザーギ新監督のもとで今季の臨むインテルが同選手の獲得に乗り出しているが、ラツィオは移籍金として少なくとも3700万ユーロ(約48億円)を求めているとのこと。また、インテルのみならず、エバートンからの関心も伝えられている。
その中、ターレSDは21日開催のセリエA2021/22シーズン開幕節・エンポリ戦の試合前にメディアインタビューに対応。この一戦でメンバー外となったコレアについて「コレアはラツィオを去りたがっていることを我々は把握している。インテルへ移籍する可能性はあるが、何が起こるのか見てみよう」と今夏退団の可能性を認めている。
また、同選手のエバートン移籍の噂については「彼は我々にとって重要な存在であったし、彼自身もそのことを理解している。(彼の去就については)インテルの出方次第だ。インテルだけでなく、国外からの関心もあるが、彼はイタリアでのプレーを望んでいる」と国外移籍の可能性が低いという見解を示している。
今シーズンのセリエAが開幕し、移籍ウィンドウも佳境を迎える中、コレアに関するクラブ間交渉に進展が見られるかどうか注目が集まる。
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