明治安田生命J1リーグのFC東京でプレーした過去をもつFW原大智は、今夏の移籍ウィンドウでラ・リーガ（スペイン1部）のデポルティーボ・アラベスへ加入している。しかし、アラベスはここにきて同選手のレンタルによる放出を視野に入れているようだ。20日、スペイン国内のラジオ局『カデーナ・セール』が報じている。
現在22歳の原大智は、今夏にプルヴァHNL（クロアチア1部）のNKイストラからアラベスへ完全移籍により加入。先月8日にアラベスの入団会見に出席し、プレシーズントレーニングに合流していた。しかし、法的な問題の解決にむけて一時帰国したことにより、レアル・ソシエダ戦をはじめトレーニングマッチ数試合を欠場。先月末にチームへの再合流を果たすと、レアル・マドリード戦でもメンバー入りしたが、出番は巡って来なかった。
一方、アラベスは今月19日にFWルーカス・ペレスと双方合意のもとで契約解除を行ったと公式発表。スペイン国内メディアの報道によると、選手サイドとクラブ首脳陣は複数回にわたり会談を行っていたが、年俸面で合意に至らず退団に至った模様。また、アラベスは攻撃陣でFWホセルやスウェーデン代表FWヨン・グイデッティなどを抱えているが、ルーカス・ペレスの退団を受けて新戦力の獲得に向かうという。
その中、アラベスのハビエル・カジェハ監督は21日に控えるラ・リーガ第2節・マヨルカ戦の前日記者会見にて、クラブが原大智のレンタル放出を望んでいることを明かしたようだ。
なお、原大智の去就を巡っては、NKイストラの幹部が同選手の復帰を望んでいるとクロアチア国内メディアが報じている。東京五輪のU24日本代表MF久保建英を擁するマヨルカとの一戦で、原大智に出場機会が与えられるかどうか注目が集まる。
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