日本代表FW古橋亨梧は、明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸からスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪セルティックへ移籍したが、加入直後から持ち前の決定力を発揮してゴールを量産している。その中、かつてセルティックでプレーした過去をもつ元日本代表MF中村俊輔が、同選手に対してメッセージを送った。21日、英紙『サン』が伝えている。
古橋亨梧は先月31日に行われた2021/22シーズンのスコティッシュ・プレミアシップ開幕節・ハーツ戦でデビュー。今月5日のEL予選3回戦1stレグのヤブロネツ戦で移籍後初先発で初ゴールをマークすると、8日の第2節・ダンディー・ユナイテッド戦ではハットトリックを達成。そして15日に開催されたスコティッシュ・リーグカップ(スコットランド国内カップ戦)のラウンド16・ハーツ戦でもゴールを決めると、18日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフの1stレグ・AZアルクマール戦でもネットを揺らしていた。
アンジェ・ポステコグルー監督のもとですでにレギュラーに定着している同選手には、周囲からさらなる期待が寄せられているほか、2005年夏から4シーズンにわたりセルティックで活躍した中村俊輔と比較する声も上がっている。
その中、中村俊輔は「キョウゴにはこう伝えましたね。『事あるごとに、誰もが君と僕を比較すると思うけど、そんなことは気にするな。ただセルティックでのプレーを楽しんで』とね。ただ、もうすでにキョウゴはヘンリク・ラーションと比較されているけどね。キョウゴにとって名誉なことです」と本人にアドバイスをしていたことを明かしている。
つづけて「スコットランドでは、過去の選手と比較されることはよくある話です。僕の場合は、リュボミール・モラフチクやジュニーニョと比べられました。彼らは偉大な選手でしたので、光栄でしたよ。キョウゴがセルティックに移籍したばかりの時は僕と比べられていますけど、これからはそのようなことは起こらないでしょうね。そもそもキョウゴと僕のポジションは違いますし。彼が素晴らしいストライカーであることはもうみんな知っていることですし、そのことが彼により多くの自信を与えるはずです。移籍当初に(自分のプレーでまわりに)良い印象を与えることはそう簡単なものではありませんが、彼はとても良いスタートを切れていますよ」と古橋亨梧の凄みを語った。
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