Jリーグ サンフレッチェ広島

「良くなって復帰しては…」広島FW永井龍が手術決断までの苦悩明かす

サンフレッチェ広島

 明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は、FW永井龍が広島県内の病院で右足関節遊離体摘出に伴う手術を受けたことを公式発表している。その永井龍は、手術を決断するに至るまでの苦悩をSNS上で明かした。

 現在30歳の永井龍は、昨年に松本山雅からサンフレッチェ広島へ完全移籍により加入。昨季は8月から1カ月にわたり公式戦全試合でベンチ外となっていたこともあり15試合の出場にとどまると、今季もコンディションが思うように回復せず、ここまでJ1リーグで3試合、YBCルヴァンカップ・グループステージで1試合の出場にとどまっていた。そして、今月中旬に以前から問題を抱えていた右足の手術に踏み切っている。

 永井龍本人は「リリースがあった通り、右足首の遊離体を摘出する手術を行いました。数ヶ月前から痛みがあり、良くなって復帰しては痛みが出て離脱、良くなって復帰してはまた痛くなって離脱を繰り返していました。精神的にもきつかった時に翔くんや青さんをはじめとするたくさんのチームメイトのみんなが自分のロッカーに来てくれ、どうやったら足が良くなっていくかを自分のためだけに時間を使って真剣に考えてくれました」とSNSに投稿。手術という決断を下すまでのチームメイトのサポートについて綴っている。

 つづけて「今回手術を決断した事も自分にとっては前向きな事で、活躍してまたみんなと喜びを分かち合うためです。今回自分がみんなに救われた分、次は自分がみんなを救えるようなゴールを取れるようにまた頑張ります」とサンフレッチェ広島のサポーターや関係者にむけて、復帰に向けた意気込みを発信した。

 なお、サンフレッチェ広島は永井龍の離脱期間が約6~8週間になることをあわせて発表している。今回の手術をへて、再び万全のコンディションのもとピッチに立つ同選手の姿を多くのファンが待ち望んでいるはずだ。