「すべての日本人に感謝」日本代表戦で決勝弾のレアルMFが“お辞儀”とともに…

　東京五輪は日本国民に多くの感動をもたらして今月8日に閉幕した。男子サッカー競技では、森保一監督率いるU24日本代表が準決勝・スペイン戦で激闘を演じたことがクローズアップされ、日本代表のイレブンに多くの労いの言葉が寄せられた。その中、日本代表との一戦で決勝ゴールをあげたレアル・マドリードのMFマルコ・アセンシオが、開催国の日本に対する感謝の思いを綴った。

　スペイン代表は、東京五輪開催直前にノエビアスタジアム神戸で行われたU24日本代表との強化試合をドローで終えると、エジプト、オーストラリア、アルゼンチンと同居したグループステージを1勝2分で突破。準々決勝・コートジボワール戦と準決勝・日本戦延長戦の末に勝利を収めたものの、決勝ではブラジル相手に延長戦の末に1-2と敗戦。優勝とはならなかったが、銀メダルを獲得している。

　アセンシオはU24日本代表との再戦で延長後半に決勝ゴールを決めているが、ゴール直後に見せたお辞儀パフォーマンスが日本のサッカーファンの間で大きな話題を呼んでいた。くわえて、同選手が以前に柴犬を自宅で飼っている写真をSNSで投稿していたことから、親日家なのではという声も上がっていた。

　アセンシオは東京五輪男子サッカー競技の全日程を終えて帰国の途についているが、今月9日に自身のSNSアカウントを更新。日本戦でのお辞儀パフォーマンスをする自身の姿をアップするとともに「（東京五輪でのプレーは）これから忘れることにない一生に一度の経験だね。スペインのためにメダルをとったことや、（選手村で）他のスポーツのアスリートとともに生活したことは素晴らしかった。1カ月にわたって、温かいおもてなしをしてくれたすべての日本人に感謝しているよ。ARIGATO」と投稿。これには、多くの日本のサッカーファンから感謝のコメントが寄せられている。

　レアル・マドリードの一員として世界のトップレベルで戦うアセンシオが再び来日することを、多くの人々が願っているはずだ。