明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸は7日、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドを退団していた日本代表FW武藤嘉紀の獲得を公式発表している。
現在29歳の武藤嘉紀は、昨夏にニューカッスルからラ・リーガのエイバルへ1年レンタルにより加入。2020/21シーズンは15試合の先発出場にとどまったほか、今年3月から1カ月以上にわたりベンチ外となると、シーズン終了後にレンタル期間満了による退団が公式発表され、ニューカッスルに復帰。先月上旬からプレシーズントレーニングに参加すると、プレシーズンマッチにも出場していた。
同選手はニューカッスルとの契約を来年6月まで残す中、先月末にギリシャ1部のアリス・テッサロニキへ移籍する可能性が浮上。しかし、アリス・テッサロニキの財政面を踏まえると、完全移籍での獲得が難しいという見方が広まると、ニューカッスルのスティーブ・ブルース監督も同選手のギリシャ移籍報道に懐疑的な見解を示していた。
その中、今月3日にニューカッスルが双方合意のもと武藤嘉紀との契約解除を公式発表。これにより、周囲ではJリーグ復帰の可能性が濃厚という見方が広まっていたが、7日になってヴィッセル神戸への加入が正式に決まっている。
同選手はヴィッセル神戸への加入について「この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました武藤嘉紀です。チームの皆様から大きな熱意を持ってお誘いいただき、また自分自身もチームのヴィジョンに強く共感したため、今回の移籍を決断致しました。1日も早くチームに溶け込み、神戸のサポーターの皆様には自分ができる最高のプレーをご覧いただき、一緒に勝利を分かち合いたいと思っております。また、今までサッカーを通して知り合えたチームメイトやスタッフ、今回の移籍にお力添えいただきました方々、そしてこれまで支えてくださった全ての皆様への感謝を忘れずに精進してまいります」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。
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