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メッシ退団の余波が…新戦力アグエロがバルサ退団を熱望か

セルヒオ・アグエロ 写真提供: Gettyimages

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ退団は、周囲に驚きを与えている。その中、マンチェスター・シティを退団してバルセロナに加入したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは、メッシとの新契約締結に至らなかったクラブに対して怒りを覚えているようだ。6日、ブラジルメディア『TNT』が報じている。

 現在33歳のアグエロは、マンチェスター・シティで前線で必要不可欠な戦力としてゴールを量産し、4度のプレミアリーグ優勝に大きく貢献。しかし、昨年6月にひざを負傷したことにより長期離脱を強いられると、昨季はハムストリングの負傷や新型コロナウイルス感染による自主隔離などにより公式戦わずか8試合の先発出場にとどまっていた。

 同選手はユベントスやチェルシー、パリ・サンジェルマンなど複数クラブが関心を寄せる中、昨季終了後にマンチェスター・シティを契約満了により退団し、6月上旬にバルセロナと2年契約を締結。また、この契約には1億ユーロ(約134億円)の契約解除条項が盛り込まれていた。

 しかし、バルセロナが財政面で問題を抱えていることもあり、現時点でもアグエロをはじめ新加入選手の選手登録ができていない模様。くわえて、アルゼンチン代表でチームメイトであるメッシの退団に、アグエロは失望している模様。一部メディアの報道によると、同選手はすでに代理人や弁護士に対して契約内容の精査を行うように求めるなど、バルセロナ退団にむけた動きを見せているという。

 ラ・リーガ2021/22シーズンの開幕を1週間後に控える中、バルセロナはラ・リーガの定めるサラリーキャップ制により窮地に追い込まれている。