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冨安健洋の去就に影響も…ユベントスDFのアタランタ移籍が決定的に!

メリフ・デミラル 写真提供: Gettyimages

 ボローニャに所属する東京五輪のU24日本代表DF冨安健洋は、アタランタやトッテナム・ホットスパーが関心を寄せている。しかし、ユベントスからアタランタへレンタル移籍により加入していたアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロのトッテナム移籍が濃厚となった中、アタランタはロメロの後釜としてユベントスのトルコ代表DFメリフ・デミラルの獲得をほぼ確実にしたようだ。3日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 現在23歳のデミラルは、2019年夏にサッスオーロからユベントスへ完全移籍により加入。オランダ代表DFマタイス・デ・リフト、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ、それにイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニがレギュラーを担う中、2019/20シーズンはわずか8試合の出場にとどまると、2020/21シーズンも数度の負傷離脱を強いられたこともあり、セリエAで10試合の先発出場に終わっていた。

 デミラルはユベントスとの契約を2024年6月まで残しているが、本人は出場機会を確保できる可能性の高いクラブへの移籍を望んでいるとのこと。同選手にはボルシア・ドルトムントが関心を寄せていた。しかし、アタランタはデミラルを買い取りオプション付きの1年レンタルにより獲得することでユベントスと合意に達した模様。また、選手サイドとも契約締結で合意していることから、近日中にもメディカルチェックをへて公式発表が行われるようだ。

 なお、2020/21シーズンのセリエA最優秀DFに輝いたロメロには、トッテナムが移籍金5000万ユーロ(約65億円)でオファーを提示しているほか、一部のイギリスメディアはクラブ間合意に至ったと報じている。ロメロの後釜候補にあがっていた冨安健洋だが、東京五輪の開幕前に足首を負傷したこともあり、アタランタへ移籍する可能性が消滅するかもしれない。