明治安田生命J1リーグの柏レイソルでプレーした過去をもつケニア代表FWマイケル・オルンガは、カタール1部のアル・ドゥハイル退団の噂がささやかれていた。しかし、アル・ドゥハイルは引き続き同選手に対してアピールのチャンスを与えている。
現在27歳のオルンガは、2019シーズンにJ2リーグで27得点をマークし、クラブのJ1リーグ復帰に大きく貢献。そして昨季はJ1リーグで32試合に出場して28ゴールと驚異的な決定力を発揮。得点王に輝くとともに、JリーグMVPの個人タイトルを獲得していたが、昨季終了後にアル・ドゥハイルへ完全移籍。2020/21シーズンはリーグ戦で9試合に出場して6ゴールをあげたほか、FIFAクラブワールドカップ2020の舞台でもプレー。そしてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)西地区のグループステージでは、全6試合に出場して9ゴールをマークしていた。
一方、アル・ドゥハイルは先月27日にトッテナム・ホットスパーでプレーしていたベルギー代表DFトビー・アルデルベイレルトを獲得。これにより、外国籍選手を韓国代表MFナム・テヒ、FWエジミウソン・ジュニオール、チュニジア代表MFフェルジャニ・サッシ、アルデルベイレルト、オルンガと4名以上抱えることになることもあり、現地でオルンガ退団の噂が駆け巡っていた。
その中、アル・ドゥハイルは今月1日から2週間にわたりオーストリアで行われるトレーニングキャンプの帯同メンバーを発表。キャンプ中には4度のトレーニングマッチを行う予定となっているが、オルンガはナム・テヒやアルデルベイレルト、エジミウソン、サッシらとともに選出されている。
なお、オルンガは先月31日に自身のSNSアカウントを更新した際「僕のクラブはアル・ドゥハイルだ。新シーズンが待ち遠しいね」と今夏残留を望むコメントを残している。外国人枠の関係でよりし烈な競争を強いられる中、オーストリア遠征でも持ち前の決定力を発揮することが求められる。
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