アーセナルのスイス代表MFグラニト・ジャカは、ローマへ移籍する可能性が高いと伝えられていた。しかし、一転して2021/22シーズンもアーセナルでプレーすることが濃厚となっているようだ。1日、イギリスメディア『talk Sport』が報じている。
現在28歳のジャカは、2016年夏にボルシア・メンヒェングラートバッハからアーセナルへ完全移籍により加入。プレミアリーグ挑戦1年目から公式戦39試合に先発出場するなど本来のパフォーマンスを発揮すると、2018年にはスイス代表の一員としてFIFAワールドカップ・ロシア大会のピッチに立っていた。また、2020/21シーズンも公式戦42試合で先発メンバーに名を連ねると、今夏にはスイス代表の一員としてEURO2020に臨んでいた。
ジャカはアーセナルとの契約を2023年6月まで残しているが、選手サイドはローマと年俸250万ユーロ(約3億3000万円)による4年契約を結ぶことですでに合意。ジャカ本人もアーセナル首脳陣に対して2020/21シーズンのボーナスを受け取らない意思を伝えるなど、移籍に向けた動きを見せていた。しかし、ローマはアーセナルとの交渉において、現時点でも移籍金額で合意に達していない。
その中、先週末にはアーセナルが同選手に対して契約延長を検討しているとイギリスメディアが報道。くわえて、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は1日に行われた親善試合・チェルシー戦後のインタビューで「グラニトは我々のもとに残る。彼は我々のスカッドにおいて重要な選手だ」とコメント。これにより、同選手がローマへ移籍する可能性は消滅したという見方が広まっている。
なお、ジャカはチェルシー戦で40分からピッチに立つと、69分にゴールを決めている。ローマはジョゼ・モウリーニョ新体制のもと、中盤センターのトップターゲットとしてジャカを掲げていただけに、今回の獲得失敗は大きなマイナス材料となるかもしれない。
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