アーセナルはフランス人FWアレクサンドル・ラカゼットが退団に向かっていることもあり、ストライカーの確保を目指している。その中、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの獲得にむけてインテルへコンタクトをとったようだ。27日、英紙『テレグラフ』が報じている。
現在23歳のラウタロ・マルティネスは、2018年夏にアルゼンチンのラシン・クラブからインテルへ完全移籍により加入。2020/21シーズンは公式戦38試合に先発出場して19ゴール11アシストをマーク。ベルギー代表FWロメル・ルカクとともに前線に必要不可欠な戦力として活躍し、2010/11シーズン以来となるセリエA優勝に大きく貢献している。
また、ラウタロ・マルティネスはインテルとの契約を2023年6月まで残している。その中、同選手の去就を巡っては、契約延長で概ね合意に達していた中アトレティコ・マドリードが関心を寄せているとスペインメディアが報道。本人は先月にメディアインタビューに対応した際、インテル残留が基本線であると主張していたが、代理人はインテルからの新契約締結のオファーを拒否していたことや契約延長に向けて急がない考えを明かしていた。
一方、アーセナルはラカゼットとの契約期間が来年6月までである中、選手サイドと契約延長交渉を行ってきた。しかし、年俸面で折り合いがつかず、現時点でも正式なオファーを提示していないとのこと。また、ラカゼットの移籍先候補として、アトレティコの名前が挙がっている。
その中、アーセナルはラウタロ・マルティネス獲得の可能性を探るために、インテルに問い合わせを行ったとのこと。ただ、同選手に獲得には9000万ユーロ(約116億円)を要するとみられるだけに、獲得できる可能性は低いようだ。
なお、インテルはすでにモロッコ代表DFアクラフ・ハキミをパリ・サンジェルマンへ放出したことにより、移籍金6000万ユーロ(約80億円)にくわえてボーナスとして最大1000万ユーロ(約13億3000万円)を手に入れることが決まっている。それでも依然として財政面に不安を抱えていることから、さらなる放出に動く可能性が噂されている。
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